

職人が使用している化学染料について
<特徴>
粉末の染料を溶かした液に染める素材を入れて、沸騰状態で1時間、時々動かしながら染めます。
<染色条件>
綿・麻・絹・レーヨン・ナイロンを染める染料は、染料を溶かした液を沸騰させて染める必要があります。
例外として、60度タイプの反応染料、常温染のインディゴ(化学藍)があります。
<考慮点>
既製品の場合は、
・織、・縫い糸、・装飾品、・後処理
の関係で濃い色に染まらない場合もあります。ご注意ください。
<ポリエステル繊維の染色について>
ポリエステル繊維は、染色温度が130度のため一般家庭では既製品と同等の色の耐久性が得られない観点から三木染料店では染色をお勧めしておりません。
<混紡素材>
繊維に適した染料が使えれば染まります。繊維の種類によって、同じ染料でも色の濃淡があります。
<染色に必要な薬品類>
直接染料ーー芒硝(染料の吸収促進剤)、ライトフィックスA(定着向上剤)
酸性染料ーー酢酸(染料の吸収促進剤)、シルクフィックス3A(定着向上剤)
含金染料ーー酢酸(染料の吸収促進剤)、シルクフィックス3A(定着向上剤)
反応染料ーー芒硝(染料の吸収促進剤)、ソーダ灰(PH調整剤)、ネオポールB-300(ソーピング剤)、ネオフィックスFC200%(定着向上剤)
インディゴ染料ーーアルカリEXN(PH調整剤)、ハイドロサルファイトコンク
竹染め染料|酢酸(PH調整剤)使用しなくても染まります。ミキセットファストブロンGRは酢酸を使用します。
<参考URL>
三木染料店のHP、インスタへ
【直接染料で染めてみた】
【竹を染めてみた】
【インディゴ染め】
綿・麻・レーヨンを染める|直接染料
絹・羊毛・ナイロンを染める染料|明るめの色合い(酸性染料)
絹・羊毛・ナイロンを染める染料|落ち着いた色合い(含金染料)
綿・麻・レーヨンを染める|染色手順が多いが色の耐久性は強い反応染料
竹を染める染料|塩基性染料|色あせしやすいです。
インディゴ|合成藍|デニム生地に使用されている染料
染色用の縫製品
染色助剤
ふのり(日本産)|糊剤|100g
¥3,520
特徴 令和5年度の日本採取・加工品。 仕上げ糊に使います。 天然成のミネラル分も作用して、独特な仕上がりになります。 ふのりの原藻を水洗い・脱塩・漂白し、板状に形取り広げ、天日乾燥などの工程を経て加工させたものです。 内容量 100g 1枚(500~600g)の板状を裁断して、計量します。 成分 天然ふのり 使用量の目安 水1Lに対して30g 水の量の目安は、糸の重さに対して約4倍の水の量 処理手順 1、必用な板ふのりを水につけて、半日おきます。 2、水分を十分に吸収させてから、湯煎もしくは直接火にかけて(焦げやすいです。)完全に溶かします。 3、冷ましてから、適度の粘りにした液に処理する素材を入れて満遍なく糊を吸収させます。 2、均等に絞ります。 3、糸同士のひっつきをほぐします。 4、乾燥させます。 糸の場合は、乾燥中に時々糸同士をほぐすようにします。 糊付けの役割 糸に張りを持たせて扱いやすくする。 毛羽立ちを抑える。 糸の伸縮性を抑制する。 #hunori